産後クライシスってなに?
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産後は幸せいっぱいな時期を迎えると思いきや、夫婦の危機を迎えることが産後クライシスです。
ここでは産後クライシスについて詳しく説明します。
あなたが夫婦関係に不安を抱いているならぜひ参考にしてください。
Contents
産後クライシスに陥る理由
産後クライシスは、出産後に起こる夫婦関係の危機を指しています。産後クライシスが原因で子供が0歳から2歳までに離婚している夫婦は増加傾向にあります。待望の赤ちゃんが生まれた後、どうして産後クライシスに陥るのでしょうか?
夫に父親の自覚がない
父親としての自覚がないままに父親になってしまう男性が増えています。お腹の中で赤ちゃんを育てていくことで母親の自覚が徐々に生まれていく女性と違って男性が赤ちゃんント触れ合うのは生まれてからです。
父親になっても何をすればいいのか分からずに赤ちゃんを第三者的な立場で見てしまうのです。そんな男性に女性の愛情が薄れてしまいます。
育児を手伝わない男性
生まれたばかりの赤ちゃんに対して触ることを怖がるだけではなく成長していく過程でも子供とふれあいを積極的に行わない男性がいます。子供と遊ぶよりも自分の趣味を優先させるのです。自分は外で稼いでいるのだから家のことをするのは妻の役目だという傲慢な態度が妻の愛情を冷えさせます。
ホルモンバランスの変化
女性は産後にホルモンバランスが変化します。以前は何とも思わなかったことに対してイライラします。またたいしたことないと思うようなことでも悲しくなったり、涙もろくなったりします。女性ホルモンの働きによって母性本能が強くなるので、子供を守る気持ちが強くなります。
男性が父親としての自覚がなかったり、子供に対して思うような態度を示さないときに攻撃的な気持ちになってしまうのです。ひどい場合には夫に対して嫌悪感さえ感じてしまいます。
育児疲れ
慣れない育児に精神的肉体的に疲れ果ててしまいます。あまりにストレスを抱え込みすぎると子供さえいなければこんなに苦労をすることもなかったと考えるようになってしまいます。子供が幼い時には育児のために睡眠不足を削ることになりあンスが、それが余計に大きなストレスとなります。
自分ひとりで育児をしているような感覚に陥って夫が少しでも手伝ってくれないと不満が爆発してしまうのです。
コミュニケーション不足
妻は育児に一生懸命で夫とのコミュニケーションが不足してしまいます。コミュニケーションが不足することでお互いに不満が溜まっていることを解決できずに夫婦関係に亀裂が生じてしまいます。
産後クライシスに陥らないために
産後クライシスに陥って夫婦関係に亀裂が入らないようにするためにはどうすればいのでしょうか?
コミュニケーションをはかる
コミュニケーション不足は夫婦関係に亀裂を生みやすくなってしまいます。毎日少しの時間でもいいので話をしましょう。夫が慣れない手つきでも家事や育児を手伝ってくれたのであれば感謝の気持ちを言葉で表現しましょう。自分がつらい時には夫に今の気持ちを聞いてもらいましょう。素直な気持ちを伝えることが大切です。
一人で頑張りすぎない
自分ひとりで育児や家事を頑張ろうとしていませんか?これではストレスが溜まってしまいます。つらい時、疲れているときは誰かにサポートしてもらいましょう。子供が生まれたからには一人前の母親となって頑張らなければという気持ちが強いと弱音を吐けないかも知れません。
しかし頑張りすぎは心と体のバランスを崩してしまうのです。両親が近くにいるならサポートをしてもらいましょう。近くに頼る人がいないなら行政のサービスを利用する方法もあります。頑張りすぎは禁物です。
他人と自分の家を比較しない
何かとほかの家と自分の家を比較する人がいます。他人の芝生は青く見えるものです。比較しても何の得もありません。友人の旦那さんはイクメンなのにうちの旦那さんは何もできないなどと不満を抱え込むのはやめましょう。あなたの旦那さんも頑張ろうと努力してくれているかもしれません。それを他人と比較されてはやる気をなくしてしまいます。
どんな夫婦にも訪れる可能性がある
夫婦クライシスは限られた夫婦だけに訪れることではありません。どんな夫婦にも訪れる可能性があるのです。決して他人事ではないのです。
最近始まったことではありません
夫婦クライシスは最近よく雑誌やテレビの情報番組で耳にしたり目にするようになった印象を受ける人もいるでしょう。しかし夫婦クライシスは昔からあることです。
昔は夫婦クライシスによって夫婦関係に亀裂が入っても女性が一人で育児をしていくことに不安を覚える人が多かったために、仮面夫婦として周囲には気づかれないように生活をしていたのです。しかし最近は夫婦関係に亀裂が入ればお互いのストレスになるので離婚を選択する人が増えているのです。
妻の気持ちが最大原因
夫婦クライシスに陥って離婚に発展するケースが増えていますが、大きな原因は妻の気持ちの変化にあります。夫の自己中心的な態度、子育てに対する関心のなさなどに妻が夫に対して気持ちが徐々に冷めていったり不満が出てくることで夫に冷たく当たります。訳も分からず攻撃を受ける夫も同様に妻に対して不満が出てくので夫婦関係に亀裂が入り離婚に至ってしまうのです。
まとめ
産後の女性はホルモンバランスが崩れて心身ともに疲れている状態です。それを理解しながら家事や育児をする必要があります。妻は自分のつかれている状態を夫に素直に話すことで理解をしてもらえるでしょう。できるだけ夫のサポートを受けながら子育てをしていけば素敵な家族となっていくことが出来るでしょう。